卓越した技能者「現代の名工」受章記念祝賀会リポート 2006年1月下旬

京都市に本部を置くフラワーアーティスト育成協会理事長 辻井康雄氏が、
フラワー装飾に関する長年の功績により「平成17年度卓越した技能者(現代の名工)」として
厚生労働大臣表彰を受章されました。

2006年1月22日、受章を記念しての祝賀会“花の宴”が
大勢の花業界関係者の出席のもと開催されました。

 

花工房

辻井氏は38年の長きにわたってフラワー装飾技術の研鑽を重ね、
欧風のフラワーデザインと日本古来の生け花を融合させた独自の『欧風生け花』を展開、
現在はフラワーアーティスト育成協会理事長として、
また、株式会社花工房の代表取締役として活躍中です。

花工房

花工房

祝賀会では謝辞のスピーチの後、辻井氏自らが記念デモンストレーションを実施、
花舞台(ワイド7.2M×高さ4Mの装飾)を制作しました。
ステージ両サイドに垂れ柳にバンダ(欄)約200輪を装飾し“蝶が舞う”イメージに、
中央には椿の葉約2,000枚を貼った2.7M角のフレーム、
そしてその中に芭蕉をメインにキングプロテア・アランセラなどの
個性ある花材を使用して見事な花舞台が完成。

その後、辻井氏の旧知の仲の狂言師・茂山千三郎氏が
花舞台の前で祝い狂言「蝸牛」(カギュウ)を披露。

 

花工房

フラワーアーティスト育成協会協会のメンバーは
来賓のテーブルフラワー22卓も制作、会場も華やかに彩られました。